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丸山林平「定本古事記」

- 上巻 -

【 神代の物語 】

原 文
是天津日高日子波限建鵜葺草葺不合命、娶二其姨玉依豐賣命、生御子名、五瀬命。筱稻氷命。筱御毛沼命。筱若御毛沼命。亦名、豐御毛沼命。亦名、突倭伊波禮豐古命。【四柱】故、御毛沼命隅、跳二波穗、渡三│坐于二常世國。稻氷命隅、爲二妣國一而、入二│坐恭原一也。 古事記上卷絏
読み下し文
この天津日高日子波限建鵜葺草葺不合命、其の姨玉依豐売命に娶ひまして生みませる御子の名は、五瀬命。次に稲氷命。次に御毛沼命。次に若御毛沼命。亦の名は、豊御毛沼命。亦の名は、神倭伊波礼豐古命。【四柱】故、御毛沼命は、波の穂を跳みて、常世の国に渡り坐し、稲氷命は、妣の国と為て、海原に入り坐しき。古事記上巻終
丸山解説
〔五瀬命〕いつせのみこと。「厳稲」の意と、記伝の説。〔稻氷命〕いなひのみこと。紀には「稲飯命」とある。紀の字義による名。〔御毛沼命〕みけぬのみこと。「御食主」の意と、記伝の説。紀には「三毛入野命」とある。〔若御毛沼命〕わかみけぬのみこと。末弟なるが故に、「若」を冠したもの。〔豐御毛沼命〕とよみけぬのみこと。「とよ」は「豊か」の意の美称。以上の四皇子の名は、すべて食物を意味するもので、豊葦原瑞穂国に生をうけたからによるものであろう。
田中孝顕 注釈

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